みなさんは最近海や川や空など、自然と触れ合う機会は持てていますか?
この記事では与謝蕪村の「春の海 ひねもすのたり のたりかな」という俳句について紹介します。
春の海の静けさと心のゆとり
与謝蕪村の「春の海 ひねもすのたり のたりかな」という俳句は、その簡潔な言葉の中に深い静けさと安らぎを感じさせます。
ぜひ一度目を閉じて、情景を思い浮かべてみてください。
「春の海」は、冬の厳しさから解放された穏やかな季節の到来を告げる情景を描いており、日本人にとって特別な意味を持つ季語です。春の訪れは、寒さに耐えた後の希望や新しい生命の息吹を感じさせ、心に温かさと明るさをもたらします。
俳句の中の「ひねもす」という言葉は、「一日中」という意味を持ちます。つまり、春の穏やかな海が、一日中ゆったりとした動きを続けている様子を表現しているんですね。
あと、なんといっても「のたり のたり」という言葉がいいですよね。
「のたりのたり」という繰り返しの言葉は、波の緩やかな動きや、静かに漂う海のリズムを象徴しています。このリズム感は、見る者に安らぎを与え、時間の流れをゆっくりと感じさせる効果を生んでいます。
人は一定のリズムで揺らいでいるものを見ると落ち着くようになっているみたいです。それも炎と同じように同じ形にならず、常に変化をし続ける形で揺らいでいる様子は見ている人に安らぎを感じさせます。
自然と人間の調和
この俳句が描くのは、単に海の風景だけではなく、自然と人間の心の調和でもあると感じます。春の海の穏やかさに身をゆだねることで、人々は日常の喧騒や忙しさから解放され、心の中に平穏を取り戻すことができます。
このような自然との一体感は、古くから日本の文化や芸術において重要なテーマであり、蕪村もまたこの俳句を通じてそのテーマを表現しているのでしょう。
時には海や空を眺めたり、花を眺めたり、自然を感じる時間も必要なのではないでしょうか。
部屋の中で自然を感じられるのが植物や花ですので、お気軽に始められておすすめです。
心のゆとりを取り戻すために
現代社会では、時間に追われる生活が当たり前になりつつありますが、この俳句が示すように、時には自然の中で心を落ち着け、ゆっくりとした時間を過ごすことの大切さを思い出す必要があります。
「ひねもすのたり のたり」という表現は、日常の中においても心のゆとりを持ち、自分自身を見つめ直す機会を大切にするようにと、私たちに教えてくれているのではないでしょうか。
とくに現代社会では忙しいあまり、心の余裕がなくなることも多いです。「ひねもすのたりのたり。なんていってられないよ!」という方も多いかと思います。ただ、そんな現代だからこそ、のたりのたりの精神を忘れずにいたいものです。
「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」
と茨木のり子さんは詩に書きました。忙しくしすぎたり、余裕がなくなって苛立ちやすくなったりするとこの詩を思い出すのですが、今の人に足りないのは感受性を養おうとする努力なのかもしれません。
この俳句は、自然の美しさを再発見し、心の中に穏やかな時間を取り戻すきっかけになると思います。春の海が持つ静かな力を感じながら、自分自身のペースで歩んでいくことを大切にしたいものですね。
日常の自然から美しさを見出しましょう
「春の海 ひねもすのたり のたりかな」
この俳句を読んで、皆さんはどのような気持ちになるでしょうか?
最近、静かな場所で自然と向き合っていますか?
与謝蕪村の「春の海 ひねもすのたり のたりかな」という俳句は、私たちに自然の美しさと人間の感性を改めて考えさせてくれます。
この詩を通じて、日常の中にある静寂や美を再発見し、自然との調和を感じてみてください。
部屋に自然を。部屋にお花を飾りませんか?
現代の忙しい生活の中で、自然を増やすためには花を飾ることもおすすめです。
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