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執筆:io
27歳会社員/植物系男子
毎日過ごす部屋の中に自然を増やすことで心にゆとりができて楽になった原体験をもとに、このサイトを運営しています。都会と自然のちょうど中間にあたる「半自然空間」を実現するために花や植物を部屋の中に増やしています。色々みてってくださいね〜

若者の花離れが起きている?

この記事では若者の花離れに関するこんな疑問に答えています。

  • 花離れの現状ってどんな感じ?
  • なんで若者の花離れが起きているの?
  • 解消するにはどうすればいいの?

花を安く買いたい方にオススメなのが、ロスレスブーケです。
結構珍しい花が安く販売されていて、質もすごくいいです。アプリダウンロードだけでもしてみてください↓

目次

若者の花離れが起きている?

それでは、最近のデータを見ながら一つずつ見ていきましょう。

花の購入率は2009年から右肩下がり

過去の15年を切り取ってみてみると、花の購入率は2009年をピークに右肩下がりです。

2009年は74.8%だったのに対して、2021年は45.6%に下がっています。今では、1年間で2人に一人も花を購入していないということですね。

母の日、バレンタイン、ホワイトデー、誕生日、クリスマスなど1年間のイベントは色々ありますが、プレゼント用でお花を選ぶ若者は年々減ってきています。また、自宅用に花を飾る家庭も約15年前と比べると減ってきています。

参考:国産花き生産流通強化推進協議会 花、植物に関する消費行動調査(2021年)

今切り花を購入しているのは50代以降の高齢層

グラフを見てわかる通り、切り花の消費は50代以上が支えている状態です。「若者」を何歳から見るかですが、20代〜40代の花消費は明らかに少ないです。この世代が今後、今の50代以上と同等レベルで花の消費をするかというと疑問が残ります。

50代以上の花の購入が多いのは、家の中で飾る習慣があったり、お供え用やお墓参りでお花を購入する機会が多いからだと思います。

参考:株式会社大田花き花の生活研究所「2020年家計消費園芸植物20代が過去最高を記録」

ちなみに当サイト「半自然空間」の筆者(27歳)はグラフの支出額よりも上です!!

1世帯あたりの生花の年間購入金額は20年間で約3,400円減少

1世帯あたりの生花の年間購入金額は20年間で約3,400円減少しているようです。中でも50代以降の高齢層が多く購入しているため、今後長期でみるとさらに減少していくことが予想されます。

若い方は忙しくて花を買いに行く時間がなかったり、花を飾りたいと思ってもお花屋さんまで買いに行くのが面倒だったりするので購入金額が減っているのかもしれません。

今は花の定期便(サブスク)が出てきたので、この課題も解消されつつありますが、まだまだ認知は広がりきっていない気もします。

1世帯あたりの生花の年間購入金額の変化

総務省「家計調査」によれば,切り花の年間支出額(二人以上世帯)は2000年の11,553 円から2020年の 8,152円へと減少している。

小売業におけるフラワーロス対策の内容解明・東京農大農学集報

なぜ若者の花離れが起きているのか?

日本ではなぜ花離れが起きているのでしょうか。一つずつ原因を考えてみます。

花をお供えする文化が徐々に薄まってきている

50代以上の方は花をお供えする文化が色濃く残っていて、家の中で花を供えたりする方もいると思います。ただ最近の若い方はライフスタイルが変わるにつれて、仏壇を置かないという選択をする方もいらっしゃいます。仏壇文化が徐々に薄まるにつれて、花をお供えする文化も薄まっていくことが考えられます。

いまの30代〜40代は忙しいから花を買いに行く余裕がないから

30〜40代の方は仕事で忙しくて、花を買いに行く余裕がない、ということも考えられます。忙しい人のために最近は花のサブスクリプションサービスがあるので、ぜひ試してみてください。ぼくもやっていますが、毎週家のポストに花を届けてくれるので、とても便利です。1回あたり1,000円くらいで始められるので、興味がある方はぜひ。

いまの20代は親が花を飾る文化がないから継承されづらい

ぼくは27歳ですが、親が花を飾っているのをあまり見たことがないです。親も仕事で忙しく、日々の暮らしで精一杯という感じで、花を飾って楽しむ余裕があまりなかったように思います。ぼくと同じように「親世代が飾っていないから、子世代も飾る文化がない」というのはあるんじゃないかなと思っています。

花がある暮らしの良さって実際に体験をしないとわからないものだと思うので、文化が消えていっていることも大きな要因ではないかなと思います。

そもそも花に関する知識が少ないから

ぼくは最近になって花を飾ることが増えてきましたが、20代後半になるまで花の飾り方や買い方は知らなかったし、花瓶すら持っていませんでした。自然に触れたい、花の写真を撮ってみようと思って興味を持ちましたが、それまでは全くと言っていいほど知識はありませんでした。

当時のぼくはこんな状態です。

  • 花屋さんに入ったことない。
  • 花ってどうやって買うの?
  • 買った後、どうやって飾るのが正しいの?
  • 花瓶ってないとダメなの?
  • すぐ枯らししまいそうで怖い。長持ちさせるコツは?
  • 花があると生活がどう変わるの?

何も知らなかった当時、メイプルソープの花の写真を見て綺麗だなーと思い、「花の写真を撮ってみよう」と思い立ち、花屋さんでひまわりを一輪買ったのを覚えています。

ただ定期的にお花屋さんに行くのも億劫だったので、お花の定期便のbloomeeを利用して始めてみました。ポスト投函してくれるので、とても楽ですよ。

今後花離れを解消するためには?

若者の花離れを解消するために、どんなことができるのでしょうか?
ぼくが考えるアイデアベースのものも含まれますが紹介していきます。

気軽に楽しめることを広める

花を飾ると言ってもそこまでやらないといけないことって少ないと思います。

覚えておくことといえばこのくらいでしょうか。

  • 花瓶がなくてもOK(コップや瓶に入れてもOK)
  • 花を買った後は水切り(茎の先っぽから2センチくらいのところを斜めに切る)して花瓶に飾るだけ
  • 水の取り替えは1~2日に一回くらいでOK
  • 射日光はNG、風通しの良いところに飾ればOK

とにかく、気楽に楽しめることを知ってもらう必要があると思います。

花があることでどう生活が変わるのかを広める

花があることで生活がどう変わるのかを伝えていくのも大切かと思います。

たとえば、花を飾るだけでこんな変化が出てきます。

  • ストレスが溜まりづらくなる・リラックス効果がある
  • 仕事や創作活動の刺激になり、クリエイティビティが増す。
  • 家の中でも自然を五感で感じられる
  • 時間の変化を感じれる
  • 家族団欒や打ち合わせの時間が華やかになる
  • 日々の楽しみが増える
  • 花の生命力からパワーをもらえる
  • 空間が華やかになる
  • フラワーロスの一助になる

プレゼント文化の醸成

花をプレゼントするイベントというと、こんな感じでしょうか?

  • 母の日
  • 父の日
  • 敬老の日
  • 愛妻の日
  • いい夫婦の日
  • バレンタインデー
  • ホワイトデー
  • クリスマス
  • 誕生日

イベントで花を贈る文化を醸成するのはすでにいろんなところがやっていると思いますが、例えば「何もない日常での感謝」という切り口で醸成していくのも面白いかもしれないですね。

お花屋さんがマーケティングを頑張る

最近、ロスレスフラワーという新しい言葉が出てきているように、言葉を流行らせるというのも効果的かと思います。「メンズコスメ」のように「お花男子」「メンズフラワー」みたいな言葉があってもいいですよね。

「忙しい」世代のサブスクリプションの普及

忙しい世代はお花の定期便(サブスクリプション)の利用が増えているようです。ぼくも使っていますがお手軽でおすすめです。

フラワーロスの現状を知ってもらう

フロワーロス総量は1年間で10億本にものぼると言われています。フラワーライフ振興協議会の記事によると、お店が仕入れた量の30〜40%が廃棄されるようです・・・!SDGsに関心のある方は、この事実を知ることでより前向きに花を向き合おうとするかもしれません。

ところで、皆さんは「ロスレスフラワー」というお花をご存知でしょうか?

「ロスレス=ロスがない →フラワーロスがない」という意味になりますが、フラワーロスを産まない仕組みでWEB販売されているお花になります。

ロスレスブーケはWEB販売をしていて、チューリップやラナンキュラスなど季節のお花を10-20本くらいのボリュームで、なんと送料込み2,200円〜提供しています。最近はこのように、フラワーロスを削減するための仕組みを実施されている企業も増えてきています。

ロスレスフラワー|送料込み2,200円〜

実際に購入した記事はこちら。素晴らしいお花が届きました。

フラワーロスとして捨てられる花を無料配布する

これはアイデアとして書いておく感じですが、SNS登録やメルマガ登録で無料配布キャンペーンなど、定期的に接点を保つためのキャンペーンを実施するのも面白いかもしれないです。とくにお花を飾ったことがない人は規格外のお花を見ても十分綺麗だと感じていただけるはずです。

定期的にメルマガやSNS投稿が流れてくれば、リピーターも増えるかもしれません。

職場に花を飾る企業を増やす

職場にも花を飾るのも間接的には、若者の花離れ解消に役立つと思います。

職場に花や植物があるだけで、こんな効果が期待できます。

  • 部屋が明るくなる
  • リラックスできる
  • 優しい気持ちになれる
  • 空気が綺麗になる

実際に農林水産省で行った実験結果を見ると、全体的に効果が出ていることがわかります。

オフィス環境への満足度が高い職場では 6 割以上が花きを導入。
オフィス環境への満足度が高い職場では、61.2%が花きを飾っていると回答しているのに対
し、満足度の低い職場では 33.1%にとどまった。女性比率、若い社員の比率、来客の多い職
場でも、そうでない職場に比べて花きを飾っている割合は圧倒的に高かった。(太線・下線は著者追加)

農林水産省:職場における花や緑の導入実態調査

最も大きな効用は「部屋が明るくなった」で 46%
職場における花や緑の効用として、最も回答率が高かったのは「部屋が明るくなる、華やか
になる」で、46.1%。「リラックスできる」「優しい気持ちになれる」も 3 割を超えている。

農林水産省:職場における花や緑の導入実態調査

60 代はリラックス効果、来客へのおもてなし。若年層では仕事のはかどりを実感
「リラックスできる」や「優しい気持ちになれる」、「来客へのおもてなしにつながる」は 60 代で
高い。「仕事がはかどる」、「アイデアが出しやすい」「意見交換が活発化する」などは、20 代、
30 代など若い世代が高い結果となった。

農林水産省:職場における花や緑の導入実態調査

業務・休憩スペースに花きがある人は、花きのない人よりオフィス満足度が 4 割増。
「コミュニケーションが盛ん」は 28%増、「仕事がはかどる」は 27%増。
オフィスの雰囲気への評価をスコア化したところ、飾っていない人よりも飾っている人、特に、
業務・休憩スペースに飾っている人が、すべての指標で高い結果となった。
「明るい」で 38.8%増、「楽しい」で 37.1%と、精神面でのメリットが見られたほか、「コミュニケ
ーションが盛ん」や「仕事がはかどる」といった、業績向上につながるような効用を感じているこ
とが明らかになった。

農林水産省:職場における花や緑の導入実態調査

それでは、以上になります。

定期的に花の写真をこちらに掲載しているので、よければ覗いてみてください。

花々ギャラリーを見る

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執筆:io
27歳会社員/植物系男子
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